2018年 10月 15日
翻訳できない世界のことば / エラ・フランシス・サンダース
最近のホテルでは小さな図書室とフリードリンクでくつろげる部屋をよくみかけます
そんな旅先で偶然出会った素敵な1冊
パラパラと立ち読みしていたらハマってしまい、帰宅後購入(笑)
おしゃれなイラストと世界中の味わい深いことばであふれています
文化はことば、ことばは文化
・バナナを食べるときの所要時間=PISAN ZAPRA (マレー語)
・トナカイが休憩なしで疲れず移動できる距離=PRONKUSEMA(フィンランド語)
・片方の手の平にのせられるだけの水の量=GURFA(アラビア語)
生活に根付いているものが垣間見えておもしろい!
他にもシチュエーションや風景、心情を絶妙に言い表したものがたくさんあり
考えもしなかった視点に気がつきます
わが日本語からは「木漏れ日」や「わびさび」といった日本的なものと
「へえ~、そうきたか!」という意外なことばがピックアップされてます
「ことば×イラスト」でこんなにもゆたかな世界がひろがるんですね
私が大切にしている「ことば×香り」のイメージにビシバシきました♪
機会があったらぜひお手にとってみてくださいね!
ちなみに、お気に入りのひとつが
「DRACHENFUTTER(ドイツ語)」
直訳すると「龍のえさ」
意味は、ご主人が何かしでかしてしまったときに、奥さんに許してもらうための
プレゼント(貢ぎ物)のことだそう
“ドラッヘンフッター”とドイツっぽく、ドラゴンっぽく発音してみてください(笑)
by ruriirononiwa
| 2018-10-15 09:00
| 言の葉の調べ