2018年 11月 22日
香りを表現する
香りを伝えるときよく使うのは「甘い」「すっきりした」「シャープな」「深い」などなど
でも、よく考えるとすべて抽象的ですし、そもそも「甘い」の基準は人それぞれ
バニラのような甘さ、お花の甘さ、果物の甘さetc
同じ言葉からイメージするものはひとりひとり違います
また、「ローズの香り」と具体的になっても
世の中にはたくさんの種類の「ローズの香り」と言われるものが存在していて
精油のローズは「なんか違う」と言われてしまいがち
例えばワインの風味を表現するのに比喩や例えが多く使われ(干し草とか濡れた仔犬とか)
まるでポエム!のように聞こえますが
「良い香り」だけでは伝わらないことを、「どのように」を具体的にすることで
より正確にニュアンスを伝えようとする結果なのだと思います
そんな香りがもつニュアンスやキャラクターを使って
逆に、特定の人物や場所、風景のイメージを香りで表現することも可能です
以前参加した香水講座では、細かく設定を決めてフレグランスストーリーを作りました
そしてできたのが「革命前夜のマリーアントワネット」の香り
みなさんはこのタイトルを聞いてどんな香りをイメージされますか??
アロマセラピーはセルフケアにはもちろん、
クリエイティブな表現ツールとしても大活躍なのです♪
by ruriirononiwa
| 2018-11-22 09:00
| うつくしい香り